おや、ここは沼の中

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濡羽の家の祟り婚 秋の章 血

※春、夏のネタバレを含みます。

感想というより自分の頭を整理したいだけ。

9/16 追記

 

 

本当は春→夏と感想が書けたらよかったんですが、他の方の感想ブログを読んで満足してしまったところがあるので、いきなり秋から始めようと思います。

夏の章でお気に入りのシーンは婚礼の前夜、相も変わらず激しく肌を重ねてる時に稔さんが「怖くないよ……僕と一緒だからね……」みたいなセリフが、なんだか怖がる妹の手を引く優しい兄というイメージを誘って、最の高でした。

今回はちゃんとアニメイトで予約して引き取ったので特典のポストカードがついてきました。春と夏の分はもう無いのかなと思って店員さんに聞いてみたところ無いそうなので、ちょっと残念です。残念と言っても誰に出すわけでもないし、家に飾るだけなんだけどな。

視聴前に恒例の家系図を見たら安藤家のものが記載されていました。

優司さんの息子が今回の主人公の貴文さん。

ツイッターでちらっと見かけたネタバレによると(公式特典の方ですね)

春ヒロインの子どもが一人養子に出されてて(それがゆうじって名前だった)おそらくそのゆうじが夏の章に出てきた里見稔として夏ヒロインと肌をかさねて秋ヒロインが生まれていると思うので、秋ヒロインと貴文さんは間違いなく兄弟なんだなあと思いました。

単純な話、春は腹違いの兄妹、夏は実の兄妹ときて、今回も……という感じですね。

家系図の見方ってよくわからないんだけど、二重線は他からきたよって意味なのかな?

優司さんは二重線で息子という記載になってました。

 

そんな感じの前情報を頭に入れて視聴したわけですが。

 

視聴後の私「嫌な予感はしてた」

 

冒頭で製薬の研究してるって言ってたことと、君のためなら何でもする的なフレーズから(誰か死ぬな……)とは思ってたんですが、その時点ではまだ

・貴文さんの父親が死ぬ

・ヒロインの母親が死ぬ

という分岐点しか見えてませんでした。

なんかの話にあったんだよね。結ばれるために実の父を……って展開。

今ぱっと思い浮かんだのは、

BLACK WOLVES SAGA のメヨーヨとオージェなんですが、あのふたりは結ばれるためというよりも復讐するのに邪魔だからという理由が強いですね……。

あとは小花美穂さんの「パートナー」って漫画に出てくる研究者が妹と結ばれるために父親に薬を打ったシーンがちらっと出てきてる、かな。

まー、とにかく!誰か死ぬな!間違いなく!

 

で、なんやかんやで姉弟ってことがわかり(今回は兄妹じゃないんだね。でも確かに時系列で言ったらそうなるのか) 、動揺するも、結局婚礼衣装着ておせっせ。

ここでまた嫌な予感がするわけですよ。

確か公式ツイッターが出してたセリフの中に、「婚礼は俺たちで最後にしよう」ってのがあった。

それを見た時は「まーたそんな事言って。終わらねえパターンだろ」と笑ってたんですが、待って、これ主人公達が死ぬパターンもあるのでは。

情事が終わり………まだ分数残ってる。

あっこれは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までたくさんCDを聞いてきて、どんなパターンが来るかなんてだいたい分かりきってた。

 狂ってくやつなんてざらにいるし、なぜか死んでいった奴もいた。

でもさ、全てを自分たちで終わらすために、毒を口移しで半分にして、死ぬパターン。これかなり精神的にくるわ………。

聞いたの昨日のことだけどまた引きずってるわ……。

 

今回なにが精神的にきたかって、惹かれあってる二人だから、なんだよ。

春も夏も、にーちゃん達が「こいつ妹って知ってるけど犯したろか」って感じで、ぱんぱんしながら「俺たち兄弟だから~」って話し始めるけど(いろいろ語弊があるんだけど春も夏も私は好きです)、秋はいくつもの時空を超えた私たち聞き手がお前ら兄弟でっせってことを知ってて、でもふたりは知らなくて、子供まで出来て、幸せになろうってところでお母さんから「貴方達兄弟なのよ!!!」って告げられるパターンってさぁ………。

 

救いはありませんでした。

 

これで冬の章の謎も解けたね。

なんでまた幸四郎に戻るんだって思ったけど、すべて終わったあとなぜ祟りが始まったかってところまで戻るんじゃなかろうか。

サイトを読み返してみると、4巻で完結するって記載してあったのでなるほどなと思った。(ただ、その後の四人が名乗りを上げたって書き方、同時に取り合いする話かと思ってたわ。某呪われた花の家みたいにさぁ……)

 

確か夏ヒロインはいつ別れたのか知らないけど本物の里見稔とは離婚してるらしいので、シングルマザーで育ててたってことだよね。(でも目が見えないからお手伝いさんとかはいるよな…?)

あれか、自分がとんでもないことをしてしまったから自分とこの子で終わらせよう、里見稔とずっと一緒にいれば子どもを作らざるを得なくなるから、離婚することで兄弟を作らないと決めて育ててきたんだろうか。

それがまあ、兄貴が息子作っててそいつがこっちに来るとは夢にも思わないだろうな……。

刀傷が憑かれた証って言ったけど、遺伝的なものも関係してると思うから憑かれたというよりも血が繋がっている証明なんだろう。

誰も幸せになれない秋の章だった。

 

さっきは精神的にくるって書いたけど、こういうの嫌いじゃないです。

誰も救われない、終わらせるしかない、絶望しかない展開。

冬も楽しみです。始まりがわかるはず。

あとメイトで特典も来るので、なにか新たな情報があるといいな。

 

追記

衝撃の一日から、もう一度聞き直してたりして新たに思ったこと。

春と夏はすでに兄貴が狂った状態(憑かれた状態)から始まっているのに対し、

秋は狂っていく状態が綴られている。

いったいどこで憑かれたのだろう。やっぱり一番初めの雷雨の小屋での出来事からだろうか。

CD収録時間の関係上仕方のないことだけれど、みんな貞操観念ゆるすぎねぇ!?

初めて会っていいなって思った人でもさ、キス以上はしねえだろう!?

血で惹かれているってやっぱりそういうことなのかなって。

 

あと、春も夏も、子どもを堕ろすことなく産んでいるので、愛する人ごと終わらせた秋の貴文さんの勇気がすごい。

あくまでも私の想像でしかないけれど、春も夏もこのままじゃいけないと思いながらも、特に夏なんかは「愛するあの人が残してくれた唯一のものだから」と消せなかったんじゃないかな。平たく言ってしまえば無責任。自分を許して、次がそうじゃなきゃ(近親婚でなければ)いいやって思ってた部分もあるんじゃないでしょうか。

知らんけどな!!

特典まで全部聞いた訳じゃないからな!!こちとらメイト連動だから特典は最期までお預けなんじゃ!!!!

ところで秋ヒロインは春、夏(あと冬も?)で起こったことを真の家系図により知ったわけですが、これ、書いていたのは、誰なんでしょうね。

夏ヒロインの盲目は治ってないよね?うーんうーん。

忌み嫌われているって、働いているお手伝いさんか誰かが「あそこってやばい家なんよ」って密かに情報垂れ流してる……?

声高には言えないから「ここだけの話なんだけど」って静かに広まっていき、口伝達だから「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」って感じなのかしら。

 

なんにせよ、冬の章だ。

いるはずの兄弟がいないんだっけ?

たぶん幸四郎さんが監禁してるんだよ(適当)